FLIER in Dark and Sensitive Room, Hours from Dawn to Dusk till Dawn

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北九州マラソン2015

北九州マラソン2015…

1万人が一発の号砲で一斉にスタートするカオスの中、やっとこさスタートラインを通過するまでの時間を含めて4時間25分…ほぼ体のトラブル無しで完走しました。
今回は一旦抽選に漏れた後、追加で当選したので意気込みもひとしおでした。出走が決まってからの2ヵ月半、「これ失敗したら俺はダメ人間!」とまでのプレッシャーを自分に課しながら、仕事以外の時間のほとんどをこのトレーニングにあてましたが、ほぼイメージどおりに走り抜ける事が出来たので満足しています。またアスリートでもない僕のこんな挑戦に、妻が大きく協力してくれた事には感謝です。

1キロ~2キロ
1万人強の人間の塊は、それが同時にそこに存在するだけで物凄いパワーだな、と感じた…号砲が鳴ってもしばらくはヨチヨチ歩きで、スタートラインを踏み切るまで悶々…
巨大な梅干おにぎりや自由の女神に扮装した人…孫悟空…妖怪ウォッチ…アンパンマン…意外と仮装ランナーは少なかったナ…

3キロ~20キロ
4キロ地点くらいでふと前を見ると60代中ばの筋ばった体のランナーD氏と出会う。(Dグループのゼッケンをつけていたので、多分3時間台後半で完走する予定の人…)後ろから見ていて無駄の無い身のこなしと、物凄くベテランらしい安定ペースでぐいぐい進む様子を見て、この人に引っ張ってもらおうと決める。
登りでだれない、下りで飛ばしすぎないという…僕らのようにむやみにGPS機器などでのペース管理に慣れてしまうと身に付き様の無い力強さを感じて、本番中に練習している気分…

21キロ~30キロ
この辺りからD氏がエイドステーションのフードを、立ち止まってまで食べ初めたので少々困惑…
クロワッサン、栗饅頭、ぼた餅と…
この間僕は先行するのだが、10数分後にはまた抜かれるのでそれを追走するという繰り返し…しかしカップ入りの焼きうどんを初めの方と後ろの方で2回ゲットして食べ始めた段階で、僕ははっきりと彼から独り立ちし、今度は抜かれまいとペースを作り直し…
とは言え、僕も資さん提供のぼた餅だけは頂こうと決めていた。これには相当癒されて残りプロセスの活力になった。

31キロ~39キロ
折り返し地点の狭いロータリーは沿道の応援の人達と距離がとても近い…そこで被り物系のランナーの何人かは、声援に乗って急にペースを上げ、抜いていったのだが、僕は心の中で「てめー、15分以内に抜き返したるから首を洗って待っとれ!」という地味な雄たけびを上げてこつこつと距離を稼ぐ…ターゲットの被り物を予定通り35キロ地点でパス…
そしてこの辺り…関門海峡からの強烈な寒風が真向かいから吹きすさび、前傾で腰を低くした、ありえない姿勢でのランを強いられる。

40キロ~42.195キロ
この付近での「もう少しでゴールですヨ、頑張って!」という声援は本当に有難い…元気が蘇る…しかし1分持たない…「あと3.2キロですよ!」という具体的な声援はちょっと有難迷惑なのだが、気持ちは嬉しい…
でも10メーターおきに誰かが声を掛けてくれるので、なかなかいいペースを維持できた。そしてゴール…ペースを大きくは崩さずに完走できた事に、達成感で胸がいっぱいだった。
ゴール直後のスペースでD氏を発見…
20キロ以上追走した事を話すと、「お役に立てましたか…」と、何とも言えず懐の深い一言…そして握手…の一期一会だった。

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by flierone | 2015-02-09 18:24