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FLIER in Dark and Sensitive Room, Hours from Dawn to Dusk till Dawn

帰宅RUN


 これは常々思っている事なのだが、日常のジョギングにはその走り方が2種類
あると思う。

 一つはまず、自宅であれ何処であれ、とにかくスタート地点から出発し、そして
目的の距離の半分を走ったらその地点で折り返し、同じ道を辿ってスタート地点に
戻ると言う一次元的走り方。もう一つは、往路とは違う道を辿ってスタート地点に
戻ってくるような二次元的走り方だ。これは明らかに後者の方が飽きないし、毎回
が楽しい。

 これを楽しくやるには条件があって、それは必ず秒単位で所要時間を計る事、
そしてスタートする際に毎回必ず、前回よりは1分でも早く走り終えようという意欲を
持つ事などである。

 よく、走り始めて15分くらいの地点で「ランナーズハイ」という気分的状況に
到達するから、それ以降はしんどさなどに鈍感になる、という風に言う人もいるが、
僕の場合は、それ程適当な気分では、走り続けられない。

 そんな訳の解らない気分的酩酊状態の代わりに、僕がランニング中、その意欲
保持のために挑戦する事がいくつかある。

 例えばある信号が青になったばかりのところを通過するとする。そしたらそこから
200メートルくらい先にある信号が黄色になるまでに、どのくらいしか時間がないか
と言う事がわかっているので、それに間に合おうとして、ペースを配分してみたり…

 またある時は障害物のない直線が、数百メートルくらいあって、その区間
ラップを計りながら走るとか…そういった具合だ。

 このような心理的アップダウンを、意図的に盛り込む事で、その只1時間走り
続けるという行為に意欲が生まれるとともに、時間そのものが短く感じて、とても
良い具合なのだ。

 そう考えると、例えば往路を先ず走って、それと全く同じ復路を走るのでは、
そういったバリエーションがきっちりと半分になってしまう。だからどうせなら
二次元的に環を描くような道順で、ルートを一周するような走り方が望ましい
と思う訳である。

 でももっと良いのは、全く違う場所からスタートしてゴール地点に到着する、
と言う走り方が一番良い。しかもそれに、職場からの帰宅、という目的を重ねる
事が出来れば更に面白くなってくるのだ。

 そんな訳で僕は今、週に最低4日、仕事が終わってから、約10キロ(50分間)
の道程をランニングで帰宅している。

 ガソリン代を初めとする様々な諸経費が、毎月3分の1程にも減るという、
大きな付加価値も付いてきた。





帰宅RUN_f0006218_1746966.jpg



 いや、このくらい説明しとかないと…

「何故にソコまでなさるのですか??」「帰ってから走れば良いのに…」

 とか簡単に質問されるので…
by flierone | 2010-04-22 17:48